ベジタリアン 健康法

お肉は健康に良い!?「林修の今でしょ!講座」でやっていた長生きの秘訣は肉を食べることについて補足します。

2017/07/27

お肉は健康に良い!?「林修の今でしょ!講座」でやっていた長生きの秘訣は肉を食べることについて補足します。

私は肉は食べない、魚は食べる魚菜食主義者なのですが、肉を食べる食べないの判断は個人の自由であり、肉食を否定しているわけではありません。

ただ、前回の「林修の今でしょ!講座」というテレビ番組でやっていた「長生きの秘訣は肉を食べること」というのは、「お肉を食べるから健康」、「お肉を食べないから不健康」と視聴者に誤解を与えてしまう内容だったのではないでしょうか。

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「林修の今でしょ!講座」は毎週楽しみにしている番組なので、前回の放送では説明されていなかったところを魚菜食主義者の私が補足してみたいと思います。

長生きされている方々はお肉を食べる人が多いという誤解

参照:「林修の今でしょ!講座」

上記の画像のように「9割ものご長寿がお肉を食べていた!」とされると、「健康でご長寿の方々はお肉を食べてる人が多いんだなあ」という印象を受けるでしょう。

しかし、ここで注目していただきたいのは「食べない」という17人です。

この円グラフは食べる人が153人、食べない人が17人と錯覚してしまう円グラフですが、実際は153人中、食べる人が136人、食べない人が17人です。ですから、約11%の方はお肉を食べないベジタリアンだといえるでしょう。

これは153人という小規模なアンケートデータに過ぎませんが、日本のベジタリアン率が4.7%ということを考えれば、このアンケート結果からは、健康ご長寿ほどお肉を食べていないという結論に至ります。

日本のベジタリアン率が4.7%であるならば、お肉を食べる日本人は95.3%ということになります。「9割(約89%)ものご長寿がお肉を食べていた!」といれても不思議ではありません。逆に「お肉を食べる日本人95.3%」を考えると低い数値ですよね。

インタビューの仕方は適切なのか?

番組を観た感じでは街頭インタビューだったようですが、そのインタビューの仕方が適切だったのか疑問に思います。

たとえば、テレビに映ることを恥ずかしいと思っている中高生ならともかく、「お元気そうですね。お肉はよく食べられるんですか?」、「お好きなお肉料理は何ですか?」と若いインタビュアーに聞かれたら高齢者は得意げに答えたくなるのではないでしょうか。

「お元気そうですね。○○はよく食べられるんですか?」という質問をすれば、お肉に限らず、野菜や魚でも「長寿の秘訣」として語っていただけることでしょう。

肉の摂取量と平均寿命の推移を比較するのは無意味

上記の画像は肉の摂取量と平均寿命の推移を表し、それを比較することによって「お肉を食べる量が増えたから平均寿命が延びたんだ」という印象を受けるかもしれません。

もちろん肉の摂取量というのは平均寿命を考えるうえで1つの要素にはなりますが、1つの要素だけでは平均寿命との関係性はわからないため、肉の摂取量と平均寿命だけを比較させ「お肉を食べると平均寿命が延びる」という誤解を視聴者に与えてしまうのはよくないでしょう。

具体的なデータは省きますが、たとえば「肉の摂取量」に加え、「野菜の摂取量」や「魚の摂取量」から得られる栄養素の種類や量はもちろんのこと、ウォーキング人口の推移といった運動面であるとか、医療の発達によって事故死や死産、乳幼児の死亡率低下なども考慮すべきです。

このように1つの要素と健康寿命の関係性を証明しようとするならば、右肩上がり、もしくは右肩下がりに推移しているデータなら何でも良いということになってしまいます。

たとえば、意地悪な例をあげるとして「『大気中の二酸化炭素濃度』が年々増加傾向にあるため日本人の平均寿命は延びている」という無茶苦茶な関係性さえ主張できてしまうということですね。

つまり、肉の摂取量と平均寿命の関係性の有無はわからない。しかし、平均寿命が延びている事実を証明するためには、肉の摂取量という1つの要素だけでは弱く、「お肉を食べる量が増えたから平均寿命が延びた」と鵜呑みにするべきではないといえるでしょう。

欧米型の食事で死亡リスクが1割減った!?

「肉などが多い欧米型の食事をした日本人は死亡リスクが1割減った」と国立がん研究センターが発表したとされ、「お肉を食べれば死亡リスクが1割減るんだ」と思われる方も多いでしょうね。

まず、国立がん研究センターが発表した論文というのは、おそらくこれだと思います。「食事パターンと死亡リスクとの関連について」。

研究開始から5年後に行った食事調査票の結果から、134項目の食品・飲料の摂取量により、野菜や果物、いも類、大豆製品、きのこ類、海そう類、脂の多い魚、緑茶などが関連した「健康型」、肉類・加工肉、パン、果物ジュース、コーヒー、ソフトドリンク、マヨネーズ、乳製品などが関連した「欧米型」、ご飯、みそ汁、漬け物、魚介類、果物などが関連した「伝統型」の3つの食事パターンを抽出しました。

引用:食事パターンと死亡リスクとの関連について

40~69歳の方々のうち、研究開始から5年後に行った食事調査票に回答した男女約8万人を対象にしたものです。

その結果、「伝統型」には死亡リスクの関連性が見られなかったが、「健康型」と「欧米型」は死亡リスクを下げるという結果が出たようです。

では、「欧米型の1割に対して健康型はどうなの?」という話になります。

参照:食事パターンと死亡リスクとの関連について

欧米型食事パターンは、がん死亡リスクが9%低下、循環器疾患死亡リスクが12%低下、心疾患死亡リスクが12%低下、脳血管疾患死亡リスクが12%低下で全死亡リスクは9%低下という結果です。

一方、「健康型」はどうでしょう?

参照:食事パターンと死亡リスクとの関連について

健康型食事パターンは、がん死亡リスクが5%低下、循環器疾患死亡リスクが28%低下、心疾患死亡リスクが25%低下、脳血管疾患死亡リスクが37%低下で全死亡リスクは18%低下という結果です。

その食事の傾向が弱い人たちグループを「1.00」としたハザード比という相対的なものですが、欧米型の食事は全死亡リスクが約1割(9%)低下に対し、健康型の食事は全死亡リスクを約2割(18%)低下させることができたという見方もできる研究結果ではないでしょうか。

まとめ

私は魚菜食主義者ではありますが、冒頭でもお話したとおり、肉を食べる食べないの判断は個人の自由であり、肉食を全面否定しているわけではありません。

ただ、今回のようにテレビでやってたから「お肉を食べるのは健康」、「お肉を食べないのは不健康」というように安易に決め付けるのではなく、お肉が必要なら食べる、お肉は不要だから食べないと自分で判断することも大切ではないでしょうか。

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