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本気で痩せたい人へ!糖質制限+食生活の改善で効果的にダイエットを成功させる方法

2017/08/05

本気で痩せたい人へ!糖質制限+食生活の改善で効果的にダイエットを成功させる方法

肥満は、さまざまな病気の原因になりますから、ダイエットは健康オタクにとっても関心の高いテーマの1つです。

私自身、1ヶ月間の糖質制限ダイエットで約5キロの減量に成功した経験があり、最近では友人や知人から糖質制限に関する相談やアドバイスを求められることも多く、1ヶ月で4キロ減の人、3ヶ月で11キロ減の人、半年で17キロ減の人など皆さん順調に糖質制限ダイエットの成果を上げています。

ただ、「3日で痩せたい」や「リバウンドなしで一生スリムな体型を維持したい」など、相談者の“本気度”の違いや、ダイエットに関する知識、メディアの情報に翻弄されているなど、相談者一人ひとりの考え方も異なるので、ここでは本気で痩せたい人を対象に、私が考える糖質制限ダイエットについて書き残しておきたいと思います。

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ダイエットを始める前に知っておきたい基礎知識

肥満の原因から考える食生活の改善

肥満の原因を運動不足や基礎代謝の低下、摂取カロリーや消費カロリーのバランスと思っている人、もしくは、そう思い込みたい人も少なくありませんが、肥満の原因は単純に食生活の乱れです。

肥満の原因は糖質の摂り過ぎをはじめ、食べ過ぎや偏食という食生活の乱れに他なりません。なんとなく自覚している人も多いはずです。

ただ、それを認めてしまうと、大好物の炭水化物や砂糖が使われている甘いお菓子やスイーツを食べられなくなるため、肥満の原因から目を背けたくなります。私も肥満体型だった頃はそうでしたから、その気持ちはよくわかります。

「食生活は変えたくない、でも痩せたい」という気持ちから、ダイエットの為に運動を始めたり、基礎代謝を上げる為に筋トレしたり、半身浴や岩盤浴、ダイエットサプリなどを取り入れる人もいますが、それは肥満の原因である食生活とは無関係なので、ダイエットを頑張っている気分にはなれても、実際にダイエットを成功させるのは難しいでしょう。

何事もそうですが、結果には原因があります。もし、あなたが太っている体型ならば、今の体型は、食生活の乱れという原因が作った結果です。その結果を変えようとするならば、結果(今の体型)を作った原因(食生活の乱れ)を変えるしかないのです。

本気度が低い人なら新しいダイエット法を次から次に試してみても良いでしょうけど、「本気で痩せたい!」という本気度が高い人がやるべきことは糖質制限と食生活の改善しかありません。

糖質制限は合理的かつ効果的なダイエット法

身長と体重から求めるBMIや体重そのものはダイエットの1つの目安にはなりますが、ダイエットの目的は体脂肪の減少です。

体脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があり、特に内臓脂肪が蓄積されると、血糖値や血圧が高くなったり、中性脂肪を増やし、HDL(善玉)コレステロールを減らすという脂質異常から動脈硬化を促し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めてしまいます。

そのような病気を予防する為に体脂肪を減らすというのがダイエットの正しい目的です。その副産物として、体重が減少したり、スリム体型になるという見た目の変化も表れるのです。

では、どのようにして体脂肪を減らすか?その答えが糖質制限です。

具体的な糖質制限の方法は後述しますが、糖質制限によってブドウ糖の供給が途切れると、体は脂肪を分解してブドウ糖やケトン体というエネルギーを作り始めるので内臓脂肪も減少していきます。

糖質制限は人間の体に備わっている「糖新生」というシステムを利用し、糖質の摂り過ぎという肥満の原因に直接アプローチするので、最も合理的かつ効果的なダイエット法だといえます。

参照:30日間無条件全額返金保証/ライザップ

「結果にコミットする」で有名なライザップでは、専属トレーナーとのトレーニングが印象的ですが、トレーニングだけで痩せるのは難しいです。ライザップでダイエットに成功する理由は食事指導による糖質制限と栄養管理ですから、ライザップの食事指導を実践して痩せるのは至極当然のことなのです。

これはライザップがスゴイといっているわけではなく、誰の体にも備わっている糖新生を利用する糖質制限なら、ライザップに入会しなくても、糖質制限と食生活の改善だけで健康的に痩せることは誰でも可能ということです。

テレビ番組などのダイエット情報を鵜呑みにしない

「テレビでやってたけど、○○を食べたら痩せるらしいよ!」という言葉はよく聞きますし、放送翌日にはスーパーで品切れの状態が続くというのも珍しくありませんが、テレビ番組のダイエット情報を鵜呑みにするのは良くありません。

テレビ局はスポンサー絡みや視聴率の関係で、スポンサーに不利になる情報は放送しない、有利になる情報なら放送する。話題性がある食品(最近ではスーパーフードなど)で視聴率が取れそうな内容なら、あまりダイエットに効果がないものでも番組で紹介してしまいます。

全てがそうであるとは言いませんが、「糖質制限は危険」や「糖質制限で急死」など糖質制限に対するネガティブキャンペーンや、データの改ざん、ねつ造も無いとは言い切れないので、テレビ番組のダイエット情報を鵜呑みにするのは良くないでしょう。

また、病人がいなくなると仕事が無くなって困ってしまう医者のように、ダイエット雑誌を発行している出版社も、読者全員がダイエットに成功してもらいたいとは思っていないでしょう。月刊誌がネタ切れになって廃刊しないように、あまり効果がないようなダイエット法を小出しにしている印象を受けます。

誤解がないように言っておきますが、テレビ番組や雑誌、そこで紹介される食品やスーパーフードなどを完全否定しているわけではありません。ただ、「○○を食べるだけで痩せる」という食品は存在しないことと、様々な情報に翻弄され、「結局、何が良いの?」とならないために、健康やダイエットに対する自分の考えをしっかり持って取り組むべきでしょう。

ダイエット目的なら運動はしないほうが良い

運動の目的が体力をつける為や健康維持の為ならば、運動は非常に良いことだと思いますが、目的がダイエットの為なら運動はしないほうが良いです。

運動にはダイエット効果が無いとまでは言いませんが、運動をダイエットの主軸として考えるのは非効率的で、運動だけで痩せるのは難しいです。なぜなら、運動をしても肥満の原因である食生活の乱れの改善にはつながりませんし、逆に、運動をしているという安心感から余計に食生活を悪化させてしまう危険性もあるからです。

運動をしながら痩せる人もいますが、そういう人は運動だけで痩せたわけではなくて、食生活の改善をしながら運動も取り入れて痩せるのです。

「運動を頑張ってる自分へのご褒美に♪」といって食生活を悪化させてしまう危険性があるため、私は相談者の方々に「運動は一切しないで下さい」とアドバイスして、1ヶ月で4キロ減の人、3ヶ月で11キロ減の人、半年で17キロ減の人など、皆さん運動なしで痩せています。

そもそも、ダイエットとは運動をして痩せることではありません。

ダイエットは、「規定食」という意味であり、美容や健康保持のために、食事の量や種類を制限することである。
引用:ダイエット - Wikipedia

ちなみに、運動で汗をかいても、半身浴や岩盤浴で汗をかいても、汗の成分は99%が水分、1%が塩化ナトリウムですから、体内の水分が減って一時的に体重は減りますが、脱水症状が起きているだけでダイエット効果やデトックス効果には期待できません。

ダイエット目的で運動をする人は、「摂取カロリーよりも消費カロリーが多いと痩せる」と考えているのですが、摂取カロリーや消費カロリーだけに捉われていると、肥満の原因やダイエットの本質を見失ってしまいます。

摂取カロリーや消費カロリーは気にしない

カロリーは気にしないといっても、さすがに1日の摂取カロリーが1万キロカロリーというのは常識的に考えてまずいです。しかし、「消費カロリーよりも摂取カロリーが多いと太る」や、「摂取カロリーよりも消費カロリーが多いと痩せる」のようなことを気にする必要はありません。

未だに日本では「カロリーオフ」や「カロリーゼロ」という食品が人気ですが、海外では「シュガーオフ」や「ファットフリー」、「グルテンフリー」という食品が人気です。カロリーではなく、糖質や脂質、グルテン(小麦などに含まれるタンパク質の一種)の摂取量が体重や体脂肪に影響を与えるというのが今の常識です。

三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)でも、体脂肪になりやすい順番は、脂質→糖質→タンパク質の順番です。脂質200kcalとタンパク質200kcalでは、同じ摂取カロリーでも太りやすいのは脂質のほうですから、カロリーは、ある程度の目安にはなっても、神経質になって気にする必要はないということです。

また、1日に2000kcalを摂った場合、その2000kcalは太りやすい食事から摂ったのか、痩せやすい食事から摂ったのかによって、体重や体脂肪に与える影響も異なるため、カロリーよりも体脂肪になりやすい糖質、脂質の摂取量こそ気にするべきです。

ちなみに、5年以上も前の話になりますが、私が1ヶ月間の糖質制限をやった時、その頃はまだ肉食だったので高カロリーな料理ばかり食べて1日の摂取カロリーは3000kcal以上、デスクワーク、運動も全くしなかったので、明らかに消費カロリーより摂取カロリーが上回っていた1ヶ月間でしたが、それでも1ヶ月で約5キロの減量に成功しています。

糖質制限と脂質制限はどちらが体脂肪を減らすのか?

体脂肪になりやすい糖質と脂質。では、糖質制限と脂質制限はどちらが体脂肪を減らすのか?について、このような研究結果があります。

 肥満者の体脂肪を減らすには、糖質制限よりも脂質制限のほうが有効なことが、新しい研究で示唆された。
 「Cell Metabolism」オンライン版に8月13日掲載されたこの知見は、米国立衛生研究所(NIH)の研究者らが、肥満の成人19人の減量状況を追跡して得たもの。研究を主導した米国立糖尿病・消化器病・腎臓病研究所(NIDDKD)のKevin Hall氏は、「今回の結果は、糖質制限を支持する最近の流れに一石を投じるものだ」と述べている。
 糖質を制限すると、血糖値やインスリン値が改善すると考えられているが、今回の検討では、糖質制限と脂質制限でインスリン値などの指標に差はみられなかった。また、脂質を制限すると、糖質制限よりも体脂肪の減少幅がより大きいことがわかったという。
引用:体脂肪を減らすには?――糖質制限よりも脂質制限が有効か

糖質制限より、脂質制限のほうが体脂肪が多く減ったという研究結果です。この研究結果が正しくても、私は糖質制限を支持します。

三大栄養素でいうと、脂質には必須脂肪酸があり、タンパク質には必須アミノ酸がありますが、糖質には必須糖質や必須炭水化物などというものは存在しません。体にとって必要ではない糖質はカットしても問題ありませんが、体にとって必要な脂質はむやみにカットするべきではないと考えます。

脂質は細胞膜やホルモンの材料になりますから、もし、脂質を大幅にカットしてダイエットに成功しても、髪の毛が痛みやすくパサパサになったり、お肌のハリ・ツヤがなくなる危険性もあるため、健康的かつ綺麗に痩せる為には脂質は必要な栄養素になります。

もちろん、脂質の摂り過ぎや体に悪い油脂の摂取は良くありませんが、脂質制限よりも、体に良い油脂は積極的に摂って体に悪い油脂は摂らないようにするという脂質のコントロールが重要です。

また、肥満の原因は脂質の摂り過ぎではなく、糖質の摂り過ぎというのがほとんどで、脂っこい料理は好きだけれども、それ以上に炭水化物が大好きでご飯を何杯もおかわりしてしまう人や、砂糖が使われている甘いお菓子やスイーツが大好きという人が相談者に共通する特徴です。逆に、脂っこい料理は食べるけど、炭水化物や甘いお菓子はあまり食べないという肥満の人を見たことがありません。

脂質の摂り過ぎが原因ではなく、糖質の摂り過ぎが原因である場合がほとんどですから、その原因に直接アプローチする糖質制限こそ、合理的かつ効果的なダイエット法だと考えられます。

つまり、「糖質制限 or 脂質制限」ではなく、「糖質制限+脂質のコントロール」という考え方が正しいでしょう。

糖質制限の危険性と注意点

まず、糖質制限は危険ではありません。ただ、糖質制限が危険といわれる理由やいくつかの注意点がありますので、そこだけはしっかり理解しておきましょう。

糖質制限は栄養管理が難しい?

糖質制限ダイエットや炭水化物ダイエットに関する多くの書籍には、「糖質さえ摂らなければ、お腹いっぱいになるまで何を食べても良い」とされています。

私が肉食だった頃に糖質制限をやって、当時は大好物だった肉料理を毎日お腹いっぱいに食べて、1ヶ月間で約5キロの減量に成功したことからも、「糖質さえ摂らなければ、お腹いっぱいになるまで何を食べても良い」というのはダイエットに関していえば間違いではありません。正しいです。

ただし、これは健康面に関しては間違いであり、健康を損ねる危険性があります。

大体、想像はつくかと思いますが、「何を食べても良い」といわれると、どうしても自分の大好物が多くなり、栄養が偏ってしまいます。「糖質は制限してるんだから自分の大好物をお腹いっぱいに食べる」となってしまうと、「まごわやさしい」の摂取が難しくなります。

糖質制限から大好物ばかりを食べてしまい、栄養バランスが悪くなるというのが、糖質制限ダイエットが危険といわれる理由の1つです。ただし、これは糖質制限が危険という原因にはなりません。糖質制限をしなくても栄養管理ができない人もいますし、糖質制限をやっていても栄養管理ができる人もいるからです。

糖質制限は筋肉量が減る?

糖質制限ダイエットによって食事からの糖質供給が途絶えると、体内では「糖新生」が始まります。その過程で筋肉に蓄えられたグリコーゲンからブドウ糖を生成したり、筋肉のタンパク質をアミノ酸に分解して肝臓でブドウ糖に作り変えるため、確かに糖質制限は筋肉量が減るといえます。

筋肉量が減ると、基礎代謝が落ちて痩せにくくなることを心配される人もいますが、「運動指導者が断言! ダイエットは運動1割、食事9割(著:森拓郎)」には、「1キロ筋肉を増やして増える基礎代謝量は15~45キロカロリー程度です。」と書かれており、逆から考えて、筋肉が1キロ減ったとしても、基礎代謝量は15~45キロカロリー程度しか減らないといえるでしょう。

ただ、筋肉はアスリートや肉体労働の人にとって必要不可欠なものですし、外部の衝撃から体を守ったり、血液循環を促す働きもあるため、筋肉量が落ちたままにしておくのは良くありません。

そのような理由からライザップでは「糖質制限+筋トレ」を同時進行で行うわけですが、体脂肪を減らした後でも筋肉量は増やせるため、「糖質制限+筋トレ」を無理して同時進行で行う必要はなく、一旦、体脂肪を減らしてから、落ちてしまった筋肉量を回復させるという考え方もできます。

低血糖の症状が心配?

糖質制限や3日断食、食生活の改善を行うようになってから低血糖の症状はありませんが、数年前の私は糖尿病予備軍だったので低血糖の経験があります。

低血糖症は、「強い空腹感」や「脱力感」、「発汗(脂汗)」、「動悸」などの症状があり、主に1型糖尿病、2型糖尿病、糖尿病予備軍にみられる症状です。低血糖を引き起こす原因は様々ですが、直接的な原因は血糖値のコントロールができないことです。

糖質制限は食事から糖質の摂取がなくなる(もしくは減る)ため、一時的に血糖値は下がりますが、肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンや脂肪組織(グリセロール)からブドウ糖を作って血糖値を安定させる、低血糖を防ぐメカニズムが本来、人間の体には備わっています。

また、グルカゴン、アドレナリン、副腎皮質ホルモンというホルモンも血糖値上昇作用があるとされ、人間の体には低血糖にならないためのしくみが用意されていると、江部康二先生は著書のなかで仰られています。

糖質制限で低血糖になるのは、糖質依存や砂糖中毒の度合いが強く、糖新生の代謝が悪いなどが考えられますが、私の経験からも低血糖は克服することができ、糖質制限や断食で糖新生を促し、繰り返すことで、血糖値を上手にコントロールするのは可能だと思っています。

ただし、糖質依存や砂糖中毒の度合いは人それぞれで、低血糖が起こるタイミングや代謝能力にも個人差があるため、ここでは「糖質制限による低血糖は絶対に大丈夫!」などと無責任なことは断言できません。

糖質制限には低血糖という症状が現れる可能性があることを理解し、もし糖質制限中に低血糖になってしまったら、すぐに飴やチョコレートなどを食べ、糖質制限のレベルを見直してみましょう。

さて、長文になってしまい申し訳ないのですが、ここまでがダイエットに関する基礎知識と、糖質制限の危険性と注意点です。ここから糖質制限+食生活の改善で効果的にダイエットを成功させる方法についてご紹介します。

糖質制限ダイエットの効果的な方法

「糖質制限ダイエット」に決まった定義はなく、例えば、1日に5合の白米を食べている人が4合に減らしても、糖質制限ダイエットといえるのかもしれませんが、ここでは江部康二先生が提唱する糖質制限をベースにお話させて頂きたいと思います。

江部康二先生が提唱する糖質制限は以下の3種類。

  1. 「夕食のみ主食抜き」のプチ糖質制限
  2. 「朝食と夕食のみ主食抜き」のスタンダード糖質制限
  3. 「三食ともに主食抜き」のスーパー糖質制限

主食とは主に、ご飯やおにぎり、パン、ラーメン、うどん、蕎麦、パスタなどの炭水化物全般です。糖質が多いニンジンやジャガイモ、カボチャなどの野菜や果糖が多い果物に悩まれる方もいますが、野菜や果物は主食ではなく、不足しがちな栄養素を摂取するために必要ですから、糖質が多くても食べるメリットのほうが大きいです。

3番の「三食ともに主食抜き」のスーパー糖質制限が最もダイエット効果が高く、私もスーパー糖質制限を1ヶ月やって約5キロの減量に成功したのですが、初めて糖質制限にチャレンジする人だと私のように低血糖になったり、糖質依存や砂糖中毒の度合いが強い人だと糖質制限ダイエットの継続が難しくなります。

ダイエットにおいて継続というのは最も大事なことなので、プチ糖質制限からスタンダード糖質制限、そして、最終的にスーパー糖質制限が継続できるように、段階を踏んでチャレンジするのが望ましいです。

もちろん、はじめからスーパー糖質制限にチャレンジして問題なくダイエット成果を上げる人もいるため、スーパー糖質制限から実践してみるのも悪くありません。ただ、もしそこで無理だったとしても失敗や挫折と考える必要はありません。糖質依存は人それぞれですから、スタンダードやプチに変更して徐々に体を慣らしていけば良いのです。

スーパー糖質制限の期間は1週間から2週間

プチ、スタンダード、スーパーと段階を踏んでいくにしろ、いきなりスーパー糖質制限にチャレンジするにしろ、最終的には、スーパー糖質制限を1週間から2週間ぐらい継続するというのを目標にします。

この1週間から2週間という理由は、体内のエネルギー生産回路を糖質回路からケトン体回路に移行する期間であったり、どんなに代謝が悪くても2週間も続ければ必ず糖質制限の効果が現れてモチベーションアップにつながること、初めて糖質制限にチャレンジする人であっても達成しやすい期間ではないかと思うからです。

一度、糖質制限の効果を実感すれば、その後は無理しない程度にスーパー糖質制限を続けるも良し、スタンダードやプチにランクを落として続けるも良しといった具合に、自分の体と相談しながら続けられるので割りと楽にダイエットとして継続できます。

ちなみに私は、スーパー糖質制限を1ヶ月や2週間、1週間と何度も繰り返した後、2015年3月からはスタンダード糖質制限(昼食だけ玄米ご飯を一杯食べる)を実践しています。もともと朝食抜きの1日2食ですが、昼食に糖質を摂れば、夕食に糖質が欲しくなることはなく、それが自然体となっています。

糖質制限ダイエットの効果をさらに上げる食生活

江部先生が提唱する主食抜きの糖質制限でもダイエット効果は十分あると思いますが、「本気で痩せたい!」という本気度が高い人向けに、糖質制限ダイエットの効果をさらに上げる食生活を少しだけ補足させて頂きます。

糖質制限の前に断食(ファスティング)を取り入れたい

糖質制限ダイエットを始める前に断食(ファスティング)をしておきたいです。これは断食によって摂取カロリーが…という不細工な話ではなく、脂肪をエネルギーに変える代謝を上げておきたいからです。

1日3食で毎食、糖質を摂っている場合、常に糖質の供給が途切れない状態ですから、脂肪組織(グリセロール)からブドウ糖を作るという代謝は行われません。使わない筋肉が衰えるように、普段から使わない代謝機能は低下している可能性があるため、断食によって代謝を上げることで体脂肪を燃焼させやすい状態を作れます。

糖質制限や断食をしたことが無い人に、いきなり3日断食なんて無理なことは言いませんが、週末を利用した1日断食や朝食を抜く朝だけ断食を3日間など、糖質制限を始める前にエネルギー代謝を上げておくと、糖質制限ダイエットの効果も高まるでしょう。

糖質制限ダイエット中は白砂糖や白い炭水化物を控える

江部先生が提唱する糖質制限は「主食抜き」なのですが、当然、糖質制限ダイエット中は白砂糖が使われている甘いお菓子やケーキ、スイーツは控えたほうが糖質制限ダイエットの効果は高まります。

また、プチ糖質制限やスタンダード糖質制限で主食を食べる時は、白米ご飯やパン、うどん、パスタ、ラーメンなどの白い炭水化物は避け、GI値が低く、三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)の代謝に関係しているビタミンB群やエネルギー代謝に関係するマグネシウムなどが摂れる玄米が望ましいです。

糖質制限ダイエット中の飲酒は控える

基本的に、糖質制限ダイエットはアルコールを摂っても痩せることは可能なのですが、「もう少し早く結果が欲しい」や「もっと体重や体脂肪を落としたい」という場合、お酒は控えたほうがダイエット効果は高まります。

お酒は「エンプティカロリー」だから太らない、醸造酒(ビールや日本酒など)はダメだけど蒸留酒(焼酎やウイスキーなど)だったら飲んでも良い、おつまみのカロリーに注意すれば良いなど、アルコールとダイエットの関係ではよく言われていることですが、そういう問題ではなく、肝臓の代謝機能を考えると、ダイエット中の飲酒は控えるべきです。

肝臓は自覚症状が表れにくいので「沈黙の臓器」と呼ばれたり、500以上の働きをしていることから「人体の科学工場」とも呼ばれ、その働きの1つに「解毒」があります。

摂取したアルコールは胃から約20%、小腸から約80%が吸収されて血液に溶け込み肝臓に運ばれ、肝臓に運ばれたアルコールの大部分はアセトアルデヒドという有害物質に分解されます。アセトアルデヒドは顔が赤くなったり、吐き気や頭痛、動悸、悪酔いや二日酔いの原因でもあります。

しかし、もし肝臓がアルコールをアセトアルデヒドに分解しなければ急性アルコール中毒の危険性があります。急性アルコール中毒は昏睡状態になったり、最悪のケースでは命を落とすこともあるため、悪酔いや二日酔いになったとしても、生命維持を最優先に、肝臓は体内に入ってくるアルコールをアセトアルデヒドに分解し続けます。

個人差はありますが、瓶ビール(大瓶633ml)を1本飲んだ場合、肝臓がアルコールを分解する時間は3~4時間と言われています。その3~4時間、肝臓は生命維持を最優先にし、アルコールという毒物を解毒し続けるため、糖新生の代謝機能が低下してしまいます。

お酒を飲みながら糖質制限でダイエットに成功する人もいますが、お酒に強い人・弱い人のように、肝臓の代謝機能には個人差があるため、なかなか痩せられないという人は、禁酒もダイエットを成功させる手段の1つになります。

オメガ3脂肪酸を積極的に摂って「痩せホルモン」の働きを促す

満腹中枢に働きかけて食欲を抑制したり、交感神経に働きかけて脂肪の蓄積を抑制、脂肪燃焼を促す働きがある「レプチン」や、脂肪分解という代謝をはじめ、疲労回復、肌や筋肉の修復・再生などに期待できる「成長ホルモン」、食欲抑制に期待できる「GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)」など、「痩せホルモン」と呼ばれるものがいくつかあります。

このような「痩せホルモン」の働きを促すためにオメガ3を積極的に摂りたいです。

脂質はホルモンの材料になりますから、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)というかたちで良質な油が摂れる青魚(イワシ・サバ・マグロなど)や、亜麻仁油やエゴマ油などをサラダにかけるなどして摂ることでオメガ3脂肪酸を摂取でき、良質な痩せホルモンが作られるといわれています。

また、オメガ3脂肪酸で細胞膜を柔らかくすることで、ホルモン受容体(ホルモン・レセプター)が正常に働き、「痩せホルモン」の効果も上がるといわれています。

亜麻仁油、エゴマ油、青魚などからオメガ3脂肪酸を摂りつつ、牛脂やバターなどの飽和脂肪酸は控え、調理油はひまわり油、紅花油、菜種油などのオメガ6脂肪酸ではなく、オリーブオイル、キャノーラ油、ごま油などのオメガ9脂肪酸を使う、マーガリン、ショートニング、ファットスプレッドなどのトランス脂肪酸は絶対に摂らないなど、脂質の摂り方にも注意しましょう。

消化酵素を節約して代謝酵素の働きを高める

「酵素」はダイエットだけでなく、健康や美容、アンチエイジング、そして生命維持にまで幅広く関わっていて、消化酵素を節約することによって代謝酵素の働きを高め、ダイエットをはじめ、体にあらゆる好影響を与えてくれます。

ダイエットに関していえば、代謝酵素は糖代謝や脂質代謝、タンパク質代謝などに関わっていますから、グリコーゲンからブドウ糖、アミノ酸からブドウ糖、タンパク質をアミノ酸に分解、脂肪組織(グリセロール)からブドウ糖などの糖新生と大きく関わっています。

そのような代謝酵素の働きを高める為に消化酵素を節約する必要があるわけです。

消化酵素を節約するには、消化酵素を大量に使用するコンビニ弁当やファストフード、インスタント食品やスナック菓子、ステーキや焼肉、天ぷらや唐揚げなどを控えることが手っ取り早いため、「ベジタリアンや健康オタクになって下さい」とまでは言いませんが、ダイエット期間中は極力控えたいですね。

まとめ

糖質制限+食生活の改善で効果的にダイエットを成功させる方法はいかがでしたか?

世の中には数百、数千というダイエット法がありますが、どれほど頭を柔軟にして考えてみても、体脂肪をエネルギーに変えることができる糖質制限ダイエット、そして、食生活の改善こそが、最も合理的かつ効果的なダイエット法であるとしか思えません。

長文になってしまいましたが、あなたのダイエットにお役に立てれば幸いです。

※追記
糖質制限食が適さない人のケースを書き忘れていました。江部先生の著書から引用させて頂きます。

  • 血糖値を下げる薬を飲んでいる人や、インスリン注射をしている人は低血糖発作を起こす可能性があります。実施する場合は必ず医師に相談してください。
  • 肝硬変、診断基準を満たすすい炎、長鎖脂肪酸代謝異常症がある人には、糖質制限食は適していません。
  • 腎機能低下がある人は必ず医師に相談してください。
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-ダイエット, 健康法, 糖質制限

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